ペガサスクラブを作った渥美俊一氏ご存知でしょうか?

Kichitaro

2015年03月08日 16:29





ペガサスクラブを作った渥美俊一氏ご存知でしょうか?

1962年に設立されたペガサスクラブの初期の主なメンバーは、

ダイエーの中内功氏、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊氏、

ジャスコ(現イオン)の岡田卓也氏、マイカルの西端行雄氏・岡本常男氏、

ヨークベニマルの大高善兵衛氏、ユニーの西川俊男氏、

イズミヤの和田満治氏など30代の若手経営者が中心でした。

その後、会員企業数は急速に伸び、1969年には1,000社を超えました。

ペガサスクラブを設立した、

渥美 俊一(あつみ しゅんいち、1926年ー2010年)氏は、

元々は読売新聞社の経営技術担当記者でした。

経営の経験は全くありませんでしたが、

渥美氏は、メンバーの経営者を率いて毎年アメリカ視察を行うなど、

アメリカからスーパーマーケットの

大規模、多店舗化のノウハウである、チェーンストアー理論を持ち込み、

流通革命・流通近代化の理論的指導者として、

草創期にあった戦後日本を代表する多くのチェーンストア企業を指導しました。

この事例から、いかに


「知識の力は偉大」


かがわかります。

イトーヨーカ堂、ジャスコ(イオン)、西友、イズミヤ、

ライフコーポレーション、マルエツ、島忠、

キタムラ、すかいらーく、吉野家、ジョナサン、

ダスキン、ニトリなどなど、

実にチェーン大手筋の8割以上の企業がこのクラブに加入しているからです。

しかも今現在、大手と呼ばれている企業グループの多くは、

ペガサスクラブに入った時は、まだ中小規模でした。

ただその時から、チェーンづくりの原則を学んでいたから、

困難に直面しても進路を誤らずに進化し続けられたのです。

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